個人情報流出事件スマートフォンで初の逮捕

スマートフォンで特定のアプリをダウンロードした利用者の電話帳から大量の個人情報が流出した事件で、警視庁は2012年10月30日、アプリを作成したIT関連会社経営者の男ら5人を不正指令電磁的記録(ウイルス)供用の疑いで逮捕した。スマホの電話帳に登録された個人情報を抜き取るウイルスを組み込んだ動画アプリをスマホ向けの公式ストアに無料公開し、ダウンロードした利用者のスマホの電話帳に入っていた電話番号やメールアドレスなどの個人情報を外部サーバーに送信させた疑い。約9万人のスマホがアプリに仕組まれていたウイルスに感染し、1000万件以上の個人情報が流出した。警察庁によると、スマホを巡り大規模な個人情報流出事件が立件されるのは全国で初めて。

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