現役プロ棋士が初めて将棋ソフトに敗北

将棋のプロ棋士5人と5種類のコンピューターソフトによる団体戦「第2回将棋電王戦」の第2局が30日、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、後手の佐藤慎一四段(30)が141手で、将棋ソフト「ポナンザ」に敗れた。現役のプロ棋士が公の場で将棋ソフトに負けたのは初めて。第1局はプロ棋士が勝利しており、これで対戦は1勝1敗となった。プロ棋士とソフトの対局では、2007年に渡辺明3冠が勝利したが、10年には女流4冠を達成したこともある清水市代女流六段が敗北。2012年1月には、日本将棋連盟会長だった米長邦雄永世棋聖(故人、03年に現役引退)がソフト「ボンクラーズ」と対局し、敗れている。

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