犬・猫からの感染症で死亡、国内初
人獣共通感染症「コリネバクテリウム・ウルセランス感染症」による死者が国内で初めて確認されていたことが2018年1月14日、分かった。家畜やペットの動物が持つ「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」に感染することで起きる。のどの痛みやせきなど風邪の症状が出て、重症化すると呼吸困難などで死亡することもある。厚労省によると、この感染症で死亡したのは福岡県の60代の女性で、2017年5月に呼吸困難で救急搬送され、3日後に死亡。血液などから菌が検出された。女性は3匹の猫に屋外で餌をやっていたといい、そこからの感染が疑われている。国立感染症研究所によると、この感染症は国内では13年に初めて感染例が報告され、29年11月末までに、死亡した女性を含め北海道から九州まで25人の感染が報告されている。
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