技能実習制度の失踪外国人が過去最多

法務省によると、働きながら技術を学ぶ「技能実習制度」で来日した外国人の失踪が2015年に5803人となり、過去最多となった。失踪者数は23年に1534人だったが年々増加しており、5年間で4倍弱となった。2015年の失踪者を国別にみると、中国が3116人で最も多く、ベトナム(1705人)、ミャンマー(336人)と続いた。中国人実習生の失踪は26年には3065人で、2年連続で3千人を突破。現行制度成立後の統計によると、23年から5年間の累計は1万580人となった。多くが不法滞在となっているとみられ、国内の治安にも影響を与えかねないことから、捜査当局は警戒を強めている。

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