偽募金を詐欺容疑で全国初の立件

難病支援を名目にした街頭募金について、大阪府警捜査2課は2005年7月29日、通行人から計約2000万円をだまし取ったとして詐欺容疑で「NPO緊急支援グループ」主宰者の無職の男(34)を再逮捕した。“偽募金”は被害者や金額の特定が困難で、府警によると詐欺容疑の適用は全国初。割り出した被害者11人の被害感情を不特定多数全体を代表するものととらえており、専門家によると、こうした解釈は刑法上異例。府警は、集めた金は総額約4000万円に上るとみて使途を追及する。

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