偽HPでフィッシング、全国初摘発

偽のホームページ(HP)を開設して個人情報を盗み取る「フィッシング」をしたとして、警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは2005年6月13日、著作権法違反と不正アクセス禁止法違反の疑いで、大阪市平野区の会社員(42)を逮捕した。警視庁によると、フィッシングの摘発は全国初。調べでは、薮野容疑者はインターネット情報検索最大手「ヤフー・ジャパン」(東京都港区)のHPそっくりに似せたHPをネット上に公開し、同社の著作権を侵害した疑い。また、この偽のページを通じて入手した他人のIDとパスワードを悪用して2月20日ごろ、ヤフーのサーバーに不正アクセスしてメールを盗み見た疑い。

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