緊急地震速報で最大の誤報

2013年8月8日夕方、近畿などで出された緊急地震速報について、気象庁は、誤報だったことを認めて謝罪した。気象庁は、午後4時56分ごろ、奈良県と大阪府で、震度6弱から7程度の揺れを予想し、広い範囲に緊急地震速報を出した。実際に、和歌山県北部を震源とする地震が起きたが、体に揺れを感じる震度1以上を観測した場所はなかった。気象庁によると、この地震と同じタイミングで、三重県南東沖の海底地震計のノイズを地震の揺れとして取り込んで計算したため、間違った内容の緊急地震速報が出たという。緊急地震速報の誤報は、2007年の運用開始以来33回目で、誤報を出した範囲としては過去最大。

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