危険運転致死罪で初となる最高の懲役15年求刑

無免許、酒気帯びでワゴン車を運転し4人を死亡、1人にけがをさせたとして危険運転致死傷と道交法違反の罪に問われた無職今井成一被告(26)の判決公判が2003年6月19日、大阪地裁で開かれ、朝山芳史裁判長は懲役13年を言い渡した。求刑は危険運転致死罪で最高の懲役15年だった。法務省によると、2001年12月施行の改正刑法に危険運転致死罪が新設されて以来、懲役15年の求刑は初。判決によると、今井被告は02年1月10日午後11時50分ごろ、大阪府堺市の交差点に赤信号を無視して時速約70−80キロの高速で進入。同府和泉市の主婦佐藤節子さん=当時(57)=の乗用車と出合い頭に衝突し、乗っていた佐藤さん夫婦と娘2人の計4人を死亡させ、ワゴン車に同乗していた女性にけがをさせた。

1