危険運転致死 初の最高刑15年判決

泥酔状態で乗用車を運転し歩行者5人をはねて死亡させたとして危険運転致死罪に問われた千葉県松戸市上本郷、元パチンコ店店員(53)に対する判決公判が2003年10月6日、千葉地裁松戸支部で開かれた。小池洋吉裁判長は「被害者の冥福(めいふく)を祈る贖罪(しょくざい)の日々を最大限長期にわたって送らせるのが相当」と述べて、求刑通り同罪の最高刑に当たる懲役15年の判決を言い渡した。平成13年12月に新設された同罪で最高刑の判決は初めて。判決によると、被告は2002年12月9日の午前1時15分ごろ、忘年会で酒を飲み、身体に酔いが回っていることを自覚しながら乗用車を運転。仮眠状態に陥って断続的に意識をなくし、松戸市南花島の路上で5人を次々にはねて死亡させた。

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