飲酒運転同乗で初の起訴

東京都江戸川区で1月、酒気帯び運転の車が街路樹に衝突して7人が死傷した事故で、東京地検は2008年3月31日、道交法違反(車両提供・同乗)の罪で、助手席に乗っていた無職女性(35)を在宅起訴した。2007年の改正で新設された罪で、正式起訴は初。起訴状では、無職女性は1月22日夜、知人男性の家族と飲食店に行く際、既に男性が酒気帯び状態と知っていたのに自分の乗用車を貸し、飲酒運転させたとしている。男性は同区内の路上で街路樹に車を衝突させ死亡。同乗していた無職女性の長女(当時15歳)と二男(同8歳)も死亡したほか、無職女性や男性の子どもら4人も重軽傷を負った。

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