遺伝子で遺伝子解析、「DNAコンピューター」開発

オリンパス光学工業と子会社のノバスジーン,東京大学は2002年1月28日,DNA同士の化学反応を演算に利用して遺伝子を解析する「遺伝子解析用DNAコンピュータ」を世界で初めて開発したと発表した。DNAコンピューターは、遺伝子を構成するアデニン、チミンなどの4種類のミクロな分子が並んだ集まりを、微小な試験管内に溶かし込み、これをコンピューターの心臓部に使う。試験管の中では多くのDNAが一斉に反応し、多量の計算を並行して進めることができる。

1