プロパンガスで初の家庭用燃料電池

新日本石油は2003年1月8日、プロパンガスから水素を取り出して発電する家庭用燃料電池の実用化に世界で初めて成功した、と発表した。1月末から横浜市の「MM21地区」など関東圏を中心に100台程度の実用機を置いて運転状況などのデータを集め、2005年度までに商用化する方針。家庭用燃料電池では東京ガスが都市ガスから水素を取り出す方式のものを2004年度から市販することにしているが、新日石はプロパンガスに加えて灯油から水素を取り出す燃料電池の開発も進め、都市ガスが供給されない地域の家庭にも広く普及を図る考え。

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