ビデオ検証導入後初の「誤審」

プロ野球セ・リーグは2015年9月14日、12日に甲子園球場で行われた阪神−広島20回戦で三塁打と判定された飛球が本塁打だったと誤審を認め、謝罪した。誤審を認めたのはビデオ検証導入後初めて。判定に対する謝罪は極めて異例。ただし、試合は成立しており記録の訂正は行わない。同試合では十二回表の広島の攻撃で、1死から田中が放った中越えの飛球がグラウンド内に跳ね返り、審判団はインプレーと判断。その後のビデオ判定でも、覆ることはなく三塁打とされた。試合後、広島側が「フェンス内のワイヤに当たって戻ったもので、本塁打ではないか」と主張していた。セの杵渕統括は改めて検証した結果、ビデオでも球がフェンスを越えていたことを確認した。

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