バッテリーで自走できる初の新幹線

JR東海は2019年7月10日、新幹線の新型車両「N700S」の確認試験車を使った「バッテリー自走試験」を報道陣に公開。バッテリーの電力でモーターを回し、東海道新幹線の車両基地、三島車両所(静岡県三島市)の構内を速度30キロメートルで走行した。高速鉄道の車両にバッテリー自走システムを導入したのは、N700Sが世界初。災害などの影響で停電し、乗客の避難や誘導が難しい橋やトンネルなどに列車が停止した場合は、バッテリーに充電しておいた電力で走り、近くの駅など安全に避難できる場所まで移動できる。

1