ネットバンキング詐欺事件初摘発

インターネット上の金融取引インターネットバンキングを悪用し、米大手銀行「シティバンク」の顧客口座から金を引き出していたとして、警視庁ハイテク犯罪センターと武蔵野署は2002年5月10日までに、千葉県鎌ヶ谷市の会社員(31)を不正アクセス禁止法違反、電算機使用詐欺などの疑いで逮捕した。同庁によると、ネットバンキングを使った詐欺事件の摘発は全国で初めて。容疑者は同銀行に派遣社員として過去に約3か月間勤務。その際、顧客の口座番号などの個人情報を盗み、生年月日を暗証番号として入力する手口でアクセスし、勝手にネットバンキングの利用を申し込み、自分が管理する口座に約368万円を振り込んで、だまし取った疑い。

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