コロナワクチン接種で初の死亡一時金支給

厚生労働省の専門家分科会は2022年7月25日、新型コロナウイルスワクチンの接種後に死亡した91歳の女性について、死亡一時金の請求を認めた。新型コロナワクチン接種後の死亡例で、死亡一時金を支給するのは初めて。91歳の女性は接種後に急性アレルギー反応と急性心筋梗塞で死亡した。女性には、脳虚血発作や高血圧症、心肥大の持病があった。認定には、厳密な医学的な因果関係までは必要なく、専門家分科会は「接種後の症状が予防接種によって起きたことが否定できない」として認めた。新型コロナワクチンの接種では、副反応が原因で死亡した場合などは、予防接種法上の救済対象となる。遺族には、死亡一時金として最大で4420万円、葬祭料として21万2000円が支給される。

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