クレーンゲーム機で詐欺容疑、全国で初

クレーンゲーム機を景品が取れない設定にして客から料金をだまし取ったとして、大阪府警は2017年12月23日、ゲームセンター運営会社社長の男(33)と、25〜36歳の従業員の男女5人の計6人を詐欺の疑いで逮捕し、大阪・ミナミや日本橋、新世界などの5店舗を家宅捜索した。クレーンゲーム機を巡り詐欺容疑で立件するのは全国で初めて。逮捕容疑は当月上旬、大阪市中央区道頓堀1と同市浪速区難波中2の2店舗で、20代の女性計4人に、景品が取れない設定にしてあるゲーム機で遊ばせ、料金計47万円をだまし取ったとしている。景品は電動立ち乗り二輪車や家庭用ゲーム機、入手困難なアニメのフィギュアやぬいぐるみなど1点最高数万円程度のものを展示。府警は、2015年以降、少なくとも36人が計約600万円の被害に遭ったとみている。

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