アルツハイマー病を抑える遺伝子治療に初成功

アルツハイマー病を引き起こす原因と考えられているたんぱく質「ベータアミロイド」の発生を遺伝子治療で抑えることに、理化学研究所と自治医科大の研究グループが初めて成功したとして2004年1月28日発行の北米神経科学誌に掲載された。アルツハイマー病は、ベータアミロイドが長い年月をかけ、脳に蓄積して神経細胞が死滅して起こるとされるが、遺伝子治療は薬剤に比べて長期間効果がある。

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