リコール 単一車種で最多

トヨタ自動車は2014年2月12日、ハイブリッドシステムを制御するプログラムに不具合があるとして、ハイブリッド車(HV)「プリウス」約99万7千台のリコール(回収.無償修理)を国土交通省に届け出た。対象は平成21年3月〜26年2月に生産された現行モデルの全ての車種。トヨタによると、国内で一度に届け出たリコールとしては派生車を除く、単一車種として過去最多。北米を中心に輸出した約90万台も同様の措置を取る方針。プログラムミスが原因で、加速などの負荷がかかると、バッテリーとモーターをつなぐ回路に過大な電気が流れ、この回路の半導体が損傷する可能性がある。プリウスは、車名別の国内新車販売台数で24年まで4年連続の首位を獲得したトヨタの代表車種。

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