ボクシングタイトル戦で日本初の替え玉

2001年7月2日に広島県立総合体育館で行われたプロボクシングの東洋太平洋(OPBF)スーパーライト級タイトルマッチで、王者の佐竹政一(明石)と対戦していた挑戦者は本来の選手とは違う別人だった。日本のプロボクシング界で、いわゆる「替え玉」の選手がリングに上がった事実が発覚したのは史上初。この試合では、佐竹が7回KOで4度目の防衛に成功した。しかし、挑戦したのが同級1位のシントン・ナノンタチャイ(タイ)ではなく、OPBFランキングに記載されていないタイのボクサー、ピチャイ・ピラットだったことが、12日に日本ボクシングコミッションに報告された。

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