チートツール販売に組織犯罪処罰法を初適用

スマートフォン向けオンラインゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)を有利に動作させる不正プログラム(チートツール)を開発.販売し、ゲーム運営会社の業務を妨害したとして、神奈川、京都など5府県の合同捜査本部は2016年11月10日、組織犯罪処罰法違反(偽計業務妨害)の疑いで、ソフトウエア開発.販売会社(横浜市西区みなとみらい)代表取締役の容疑者(40)ら3人を逮捕した。神奈川県警サイバー犯罪対策課によると、同法の同容疑の適用は全国初。14年1月5日ごろから同年12月15日ごろまでの間、ゴーストルーターの購入者2人に57回にわたり使用させ、パズドラに接続させるなどして運営会社「ガンホー.オンライン.エンターテイメント」(東京都千代田区)の業務を妨害した、としている。同社は2013年8月から14年8月までの間、チートツール「ゴーストルーター」を販売。13年8月から14年2月までの約7カ月間で、計約4万件を販売し、約6千万円を売り上げていた。

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