PL法上の欠陥を医薬品で初認定

輸入漢方薬の副作用で腎障害を起こしたとして愛知県の40歳代の主婦が、医薬品輸入販売会社「カーヤ」(大阪府吹田市)を相手取り、総額6024万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2004年4月9日、名古屋地裁であった。黒岩已敏裁判長は「製造物責任法(PL法)上の欠陥があった」と認め同社に3336万円の支払いを命じた。原告側代理人によると、医薬品の製造物責任を認めた判決は全国初。

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