えさ不足による動物の衰弱を初の立件

長野県高遠町の乗馬牧場で飼育していた馬2頭にえさや水を与えずに衰弱させたとして、伊那署は2001年10月27日までに、同県茅野市内に住む元牧場主(54)を動物愛護法違反(虐待)の疑いで、長野地検伊那支部に書類送検する方針を固めた。同署によると、前年12月に改正、施行された動物愛護法に基づき、えさ不足による動物の衰弱を原因として立件するのは、全国で初。元牧場主は今年4月までの数か月にわたって馬を放置し、所有する馬4頭のうち、2頭に十分な水やえさを与えず、衰弱させた疑い。

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