「心筋シート」で心臓再生に成功

心筋梗塞(こうそく)を起こして心筋細胞が広範囲に壊死(えし)してしまった心臓に、体外で培養したシート状の心筋細胞を移植して機能を回復させることに、大阪大学医学部第一外科(松田暉教授)の宮川繁医師らの研究チームがラットを使った動物実験で成功した。細胞移植で心臓を再生させる研究は国際的に活発化しているが、今回のような「心筋シート」を使ったものは世界で初めて。2001年11月5日の日本人工臓器学会(大阪市)で発表。

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