「消防救急車」を初導入

消防車と救急車の機能を併せ持つ「消防救急車」が、全国で初めて松戸市消防局に導入された。増加する一方の救急出動に対応するため、消防車と救急車を合体させ、病院からの帰りに火災現場へ駆け付けることも可能。排気量4900ccのディーゼルエンジン車で、消防ポンプ車としての機能に加え、停止した心肺機能を再生させる除細動器や心電図モニター、人工呼吸器などを装備し、ストレッチャー(救急ベッド)を側面から搭載できる。価格は約3200万円。メーカーの開発後、消防庁と国土交通省、警察庁が導入に向け協議し、車両登録上は消防車とすることで決着した。救急スペースが限られるため消防庁の基準でも消防車となる。

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